▶普通グレードの数寄屋風住宅              (西尾市の実家)

◎相談内容

  • 年齢的に建替え時なので建替えたい。
  • 分家の立場なので、本家より、軽快で控えめなデザイン・規模として欲しい。
  • 家相は盲信しないが、悪いことは避けておきたい。
  • その他、来客時、仏事のこと、庭は自分でいじりたい等限りなく・・・。

◎委託業務

  • 市街化調整区域内の建設に係る許可申請。
  • 設計業務
  • 工事監理業務

◎設計コンセプト

  • お客様の家ではできない実験的な取組みをし、経過を確認して今後に生かすこと。
  • 山の再生に貢献できる額で木を購入し、木造の伝統技術継承につながるデザインとすること。
  • 室内空気環境が清浄となる素材選定、神聖で、且つ、ぼ~っとできる室内意匠とすること。
  • その他、高齢期への備え、二世帯でも住めるゆとりと可変性等。


その後▶▶▶


竣工後13年が経過し、少しずつ風格が出てきました。

ヒノキ、サワラ、マツ、スギ等の木は、艶が出てきて、香りはいまだに漂い続けています。


また、木は水切れさえよければ、想像以上に水にも強いことが実感できました。

キッチンカウンターに採用した木の無垢板も傷んでいません。

外壁の羽目板には紫外線から組織を守るための変色があり、室内床には汚れによる変色はありますが、どちらも経年劣化というよりも変化という感じです。


IHコンロ、ドラム式洗濯機は、メーカーの設計どおり10年強で壊れ、取替えました。

あいにく、ドラム式洗濯機のドラムが傾斜式が主流となり、洗濯機収納を兼ねていた固定式の作業台を解体することになりくした。

今では、取外し式棚としておくべきであったと反省しています。


室内空気は、清浄でまろやかな感じ、となっています。

屋外空気の綺麗さがあってこそとは思いますが、室内空間を構成する自然の無垢材の力と、

ダクトを必要としない換気、空調システムのお蔭と思います。


設計者は、現在は都市部の高気密マンションに暮らし、その空気質の違いに驚かされています。